事例集Vol.3
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Course N@viデビューへの一言!07れたり、間違えて伝えるケースもあったそうだ。システムに慣れていないためのトラブルとも言えるが、現状は出席コードと共に入力が必須となっているキーワードについて、必要性を感じなければ利用しない設定も任意で選べるように、こちらも後期から改修される予定だ。(2010年度後期に改修済)「最初の1,2回は登録の仕方について問い合わせてくる学生もいましたが、その後はほとんどなくなりました。今後、機能の改修に加え、利用者も慣れてくれば、さらに便利に使えるようになると期待しています。」レポートの提出も、ほぼ全員がCourse N@viを利用して効率化 Course N@viの機能のうち、新たな出席登録機能のほかにも理工学術院においてほぼ全員が使っている機能が、レポート提出機能だという。「以前は、学生たちがPCルームで印刷して提出していたのですが、プリンタの紙詰まりなどトラブルが発生するたびに、我々職員がサポートしなくてはなりませんでした」。その点、Course N@viのレポート提出機能を使えば、学生が自分のPCからアップロードしたファイルを、教員が直接確認できる。「プログラムならソースファイルや、コンパイルした結果の画像ファイルなどを提出します。そもそもPCで作成したものなので、いちいち印刷せずにそのまま提出したほうが、お互いにはるかに効率がいいですよね」。 紙で提出したレポートは保管場所も悩みの種だが、データで提出させていれば、確認用に印刷したとしても、出力した紙自体は破棄できる点もメリットだという。TAの授業サポートを効率化 実験授業が多い理工学術院では、他の学部に比べて授業サポートにTAを活用するケースが多い。そのTAの有効活用という意味でも、Course N@viが大きく役立っているという。「まず挙げられるのは、Course N@viを通じてTAと教員の情報共有やコミュニケーションが促進されるということです。たとえば、授業の中でどんな課題が出されているかをTAが事前に把握今までのやり方をほんの少し変えるだけで、Course N@viを便利に使える可能性があるかもしれません。逆引きマニュアルなども利用し、ちょっと視点を変える柔軟性をもって、試してみてはどうでしょうか。することで授業に臨む準備ができたり、理解できない学生に対してスムーズに説明できるようになります。」 TAにとっては、このような情報共有によって、「自分が何をすべきなのか」を理解しやすくなるので、不安が解消されると好評だそうだ。 Course N@viの活用によって、教員、TA双方が「やりやすい」と感じ、それにより教育の質を上げることに結びついている好例といえるだろう。共通システムのメリット 理工学術院では、Course N@viが導入される以前から、個々の教員や職員が自分たちで独自のシステムを開発し、利用しているケースが多くみられた。「出席管理やお知らせ機能、資料のアップロードなども、いろいろな人が作ったさまざまなシステムが散在していました。しかし、その担当者がいなくなると、仕様がわからなくなってしまうなど、弊害もありました。その点、Course N@viのような全学共通のシステムが導入されたことは画期的だと思います」。 ただし、各自が使い慣れたシステムがあるゆえに、Course N@viへの乗り換えに躊躇するケースも見られる。それでも、大学が管理する教務データと連携している点は、独自システムにはないCourse N@viの大きな強みであり、次第にCourse N@viにシフトしつつあるという。「学生にとっても、授業によりさまざまなシステムを使い分けなくてはならないより、共通のシステムで利用できるメリットは大きいはずです。今後は、もっといろいろなケースで普及させていきたいですね」。(出席登録の画面)学生が各自でCourse N@viにログインし、授業時に配布された出席カードに印字された出席コードと登録用のキーワード入力すると、出席として登録される。

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