事例集Vol.1
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く方がメールやWebを使うよりもずっと安心だ。 これらの、毎回の授業の出欠やレポートの提出状況、および小テストや試験の結果などをCourse [email protected]に記録しておくことで、すべてを自動集計して成績を出すことができる。「どの要素にどの程度の重きをおくか、その割合も自由に設定できます。以前はエクセルで管理していましたが、今はすべてをCourse [email protected]で行っています。」 最終的には成績表をここから印刷し、署名捺印して提出することになる。「できれば、事務への提出もCourse [email protected]上からクリックで完了するといいんですけどね。」受講人数の少ない授業にオンデマンドを活用 理工学部では2007年度より大規模な学部の再編が行われ、現在は旧学部と新学部、それぞれの学生が混在した状況となっている。そのため、旧学部に在籍している学生が単位を落として再履修する、あるいは何かの事情で入学後年数が経ってから履修しようとする科目について、極端に受講人数の少ないケースが出てくる。該当する学生が存在する以上、授業は実施しなければならないが、これをすべて対面授業で行うのは現実的に困難だ。そこで、Course [email protected]上にPower Pointで作成した音声付きの資料をアップロードしておき、学生にはこれをオンデマンドで受講させることにしている。質問などがあれば、Course [email protected]から受け付けて対応する。 2009年度からは、前後期とも各15回の授業回数を確保することが必須となる。研究活動などでやむを得ず教室での講義が不可能な場合に、今後はこうしたオンデマンドでの授業を利用していくことを検討しているという。機能アップで使いやすくなったCourse [email protected]。今後はセキュリティの強化を望む 理工系の学部では他学部に比較してコンピュータ系に強い教員が多いため、Course [email protected]の導入にも積極的なのではないかと思われる。しかし、「逆にITの知識があるが故に、すでに自分なりのツールを持っている教員も多いと思います。Course [email protected]ができた当初は、使い慣れたツールと比べて逆に不便を感じる部分もありましが、Course [email protected]もバージョンアップを重ねて、かなり使いやすくなってきました。」 たとえば、書き込み画面に数式エディタが搭載され、数式を入力できるようになったこと。専門上、ディスカッションの場などでも数式を入力できないと不便なだけに、画期的な機能追加だという。「今では、Course [email protected]だけでもかなり便利に使える状態になってきたと思います。少なくとも私は、現在は自分で別のシステムを使う必要性はほとんどなくなりました。」 今後の要望としては、小テストの機能アップを挙げる。現在の小テスト機能では、自由回答もしくは択一回答の形式しか用意されていない。「センター試験で採用されているような、数式の数字をマスに埋め込ませるような回答形式の小テストが作れると、採点も楽で大変助かります」。平常点を積み重ねられるという点で小テストの必要性は感じているものの、問題作成や採点の手間を考えると、現状はなかなか実施できずにいるという。「その省力化に役立ってくれるような機能が、さらに進化してくれるとありがたいですね。」 レポート提出機能についても、将来的に実現を望むアイディアがあるという。それは紙のレポートをスキャンし、そのデータを自動でアップロードして提出できる機能だ。これなら、学生はコピーをとるような要領でレポートを提出できるので、オリジナルも手元に残る。さらにアップロードされたレポートには、教員が画面上でタブレットなどを使って自由に書き込みを行い、更新したデータを学生に送信する。もちろん、それらの履歴はすべてデータとして管理されるため、いつ提出されたか、返却されたかも、明確に確認できる。 現状のシステムからするとかなり近未来的な感じもするが、山名教授によれば技術的には十分可能なはずだという。 使いやすさへの機能向上に加え、山名教授が指摘するのは、セキュリティ管理の問題だ。前述のように、さまざまなデータや情報の交換をWebやメールを使わずに行えるのは画期的だが、それでもIDとパスワードを盗まれてしまうと心配な点は変わらない。「たとえば、一部のインターネット銀行で使われているようなワンタイムパスワードを発行する端末を用意すれば、パスワードを盗まれる危険性はほとんどなくなります。特に、教員が閲覧できるデータは外部に漏れてはならないものが多いので、そのぐらいのセキュリティシステムは欲しいところですね。」Course [email protected]で実施したアンケートは即座に集計結果を公開することができます。講義に資料を用意しているケースは多いと思いますが、これをCourse [email protected]にアップロードしておくと便利です。欠席者への対応だけでなく、事前に学生にダウンロードさせておけば、印刷して配る手間も省けますよ。Course [email protected]デビューへの一言!15

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