事例集Vol.1
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を書かせる「レビューシート」だ。加点対象とはするものの必須ではないため、300人の授業で提出する学生は50~60人程度だが、学生とのコミュニケーションに多いに役立っているという。「特に小テストが終わった後は、問題の内容について難しかったとか良くわかったとか、さまざまなコメントがあります」。中には、小テストの設定曜日を変更してほしい、ホワイトボードの文字が光に反射して見えにくいので違う色で書いてほしいなどの要望もあるという。「今までは気づかなかったけれども、指摘があればすぐに修正できることも多いものです。ささいなことでも柔軟に対応できることで、学生の意欲も高まるし、私もやりがいを感じます。」「学生と話をするのが大好き」という横山教授は、これらのコメントすべてに返信をつけているという。「最近の学生は引っ込み思案な面もあるようですが、Course [email protected]を通じてコメントのやりとりをしていると、対面したときにも話しかけやすくなるなど、関係がよくなることもありますね。こちらとしても、学生の反応がわかるのはうれしいものです。」オンデマンド授業で感じた情報教育の可能性 Course [email protected]ではないが、横山教授は以前、大学のWebサイトで一般向けに公開するためのビデオ講義を収録したことがある。それを見た鹿児島の高校生から「ぜひ早稲田の商学部に行きたい」というメールをもらって感動したという。「こんなに遠くで見ている人がいるとは驚きました。このような情報通信を使った手段を教育に取り込むと、今までとはずいぶん違う可能性が出てくるのだと実感しました。」 従来の教育は、同じ場所で同じ時間を過ごすことが必要だったが、今は情報通信という手段を使えば、時間や空間の壁を越えて一体化できる時代だ。「対面で行わなくてはいけないことと、そうでないことをうまく組み合わせていけばいいと思っています。」 今のところ、オンデマンド授業を通常の授業に取り入れていくことは考えていないという。「急な休講では準備している時間もないので、小テストを設定して対応していこうと思っています。」 実際に使ってみたら、あまり評判のよくなかった機能もある。ゼミのメンバーにディスカッション機能で議論させようとしたところ、学生からは「なんだかよそよそしくてやりにくい。議論は顔を見ながらやりたい」という反応があった。結局、ゼミの授業においては、お知らせ機能や資料を載せておくなどの使い方にとどまっているという。 レポートについては、画面で見るより紙で読んだ方が楽であり、簡単なコメントなども書き込みやすいという理由で、Course [email protected]からの提出機能は使っていない。「Course [email protected]の機能も、科目の性質によって、適応するものとしないものがあると思います。それぞれの教員がそれぞれのやり方で導入すればいいんじゃないでしょうか。」 発展的利用法としては、大学のみならず、附属校や系属校との高大連携にもCourse [email protected]を利用することを提案する。「高校生に対してレポートを提出させるなど、入学前教育として十分活用できると思います。」わからないことは、ポータルオフィスで教えてくれる 横山教授の周辺では、Course [email protected]を導入している教員はあまり多くないという。「それでも、成績の評価をCourse [email protected]で提出するケースはよくみかけます。特に非常勤の先生は、これを使えばわざわざ大学まで出しに来なくていいので、非常に便利なんじゃないでしょうか。」「小テストを作ったりコメントを返したりする作業は、確かに手間も時間もかかります。それでも、学生への教育効果が確実に上がるのであれば、まったく苦にはなりません。システム自体は、パソコンに詳しくなくても、使いにくいものではないと思います。」 わからないことがあるときは、ポータルオフィスに行って教えてもらっている。「ポータルオフィスは、学生たちもよく利用しているようですよ。」 以前はメールもあまり使わなかった横山教授がCourse [email protected]を積極的に利用している姿を見て、不思議がる人もいるという。しかし、実際にさまざまな効果を実感しているがゆえに、まわりの教員にも積極的に導入を勧めている。「教育効果を高める手段として、ぜひ有効に活用するといいと思います。」 新任の教員向けのセミナーにおいて、一番関心が高いのがCourse [email protected]だという。「今後、機能がますます充実してくれば、活用できるシーンも増えてくるでしょう。もっと導入する教員が増えて、Course [email protected]を使うのが当たり前の状況になれば、より一層使いやすくなるだろうと期待しています。」当日の休講など急ぎの要件は、「緊急宛先に通知」というオプションを選んでおくと、あらかじめ学生が登録した携帯電話のメールアドレス等に通知することもできる。「お知らせ機能」は、学生すべてに対して情報を偏りなく届けられるので、非常に便利です。簡単に利用できるのでぜひ使ってみてください。Course [email protected]デビューへの一言!13

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