e-TeachingAward Good Practice集
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はじめに目的・ICTの中でも、特にLMSやネットワークを活用して教育効果の向上をはかる取り組みをe-Teachingと定義し、その実践的な取り組みで成果を上げるGood Practiceを共有する。・教育効果を上げているe-Teaching の取り組みを表彰し顕在化させることで、相乗効果により、教員のモチベーションを高め、より質の高い教育の提供、学習効果の向上に寄与する。・エントリーされた教員やそのe-Teaching手法を、早稲田大学の優れた教育事例として公開することで、本学の教育内容の透明化を図り、社会からの理解と評価を求めることにも繋げる。エントリー期間2012年11月19日(月)~12月28日(金)審査遠隔教育センター管理委員会のメンバーを審査員として、以下の資料を参考に2013年2月20日(水)~3月1日(金)に審査を行った。 ①自己申告書(推薦書) ②教材 ③その他提出物 ④事例記事(本冊子掲載記事)審査基準以下にあげる①~③の基準を踏まえ、総合的に審査を実施した。 ①学習効果の向上 ②教場授業における課題の改善 ③新たな教育手法・学習スタイルの創出WASEDA e-Teaching Awardの概要 本冊子は遠隔教育センターが2012年度に実施した「WASEDA e-Teaching Award」にエントリーされた、22件の優れた教育事例を紹介したものです。 遠隔教育センターでは、早稲田大学における教育のGood Practiceを顕在化し、共有するための仕組みについて2011年度より検討を開始し、海外の大学における先行事例も参考にしながら、2012年度より「WASEDA e-Teaching Award」として実施することになりました。 初回である2012年度は遠隔教育センターが支援するICTを活用したe-Teachingの取り組みを対象とし、教職員による自薦・他薦を募集したところ22件のエントリーがありました。エントリーされた事例は「オンデマンド授業」、「CCDL授業」、「LMS(Learning Management System)であるCourse N@viを活用した授業」の3部門に分類され、学生・教職員による投票および審査員による厳正な審査を経て受賞事例を決定しました。 エントリーされた活用事例はいずれも甲乙つけがたい優れた取り組みであり、さまざまな面で高い教育効果を上げているものです。いずれの取り組みにも共通して言えることは、既存の授業における問題点の改善や、組織上の目標を、ICTを有効に活用することで実現している点にあります。 このような先駆的な事例が、早稲田大学の教育における「Good Practice」として広く学内外に共有されることで、さまざまな授業に波及し、より高いレベルで教育の質を向上させるための一助となることを願ってやみません。2013年5月中野美知子早稲田大学遠隔教育センター所長03

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