早稲田には「副専攻」っていうのがあるらしい・・・!

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なびlogをご覧になっているみなさん、こんにちは。教育学部3年のP.Eです。

 

今回のテーマは、『副専攻』についてです!何それ、って感じですよね^^

でもでも、これ、本当に知ってて損はない、なのにまだまだ知らない人が多い、という制度なんです!

拙い説明ですが、頑張ってその魅力を伝えようと思います!

 

副専攻、副専攻、と言っていますが、正式な名称は『全学共通副専攻』です。

これは、学部の専攻分野を問わず、特定のテーマの学問分野を追究することができるプログラムのことです。

オープン教育センターが設けている制度で、簡単に言えば、

自分の専攻以外にももう一つ専門的に学習することができ、さらにその取り組みを証明することもできる、という制度なんです!

言い方を変えると、オープン教育センターが開講しているある特定の分野の科目の必要な単位数

(コア科目と選択科目といって、必修と選択、のような取り方)を取る→卒業証書や成績証明書に、

『あなたは学部・学科の専門分野以外にも、専攻した分野があります』と書かれる、という具合です!

専門分野を身に着けることで価値観や視野が広がり、教養を深めることができ、

それを対外的にアピールできるという、一石二鳥の代物です!笑

 

その専攻分野は、どんなのがあるのか、というと・・・

 

EU・欧州統合研究、イスラーム地域研究、映画・映像、英語と異文化理解、オーストラリア研究、

感性文化学・美学、グローバル・リーダーシップ学、健康・医療、国際協力、ことばの科学、コリア研究、

ジャーナリズム/メディア文化、社会貢献とボランティア、戦略的環境研究、ソフトウェア学、台湾研究、

地中海文化、中国研究、データ解析、都市・地域研究、日本語教育学研究、人間の生命科学、平和学

 

となっています!新しい分野が開講されるなど年々増えていっているようです!

 

詳しくは、オープン科目履修ガイドや、オープン教育センターwebページ(http://open-waseda.jp)を

同時に参照していただければいいと思います。正式な(?)詳しい情報は、これらのところで確認できるはずです。

 

さて、ここからは私の副専攻について語りたいと思います。私は、コリア研究を専攻しています。

私は教育学部英語英文学科で専門は英語です。友人から、早稲田には副専攻っていうのがあって、

データ解析とか取っといたら、就活でIT系の企業受けるときにネタになるよ、Pさんもとったら?みたいな感じでその存在を聞きました。

私は、ふむふむ、早稲田にはそんなものがあるのか。でもデータとかは興味ないな~、ほかになにがあるんだろ、とオープン科目履修ガイドを熟読。

コリア研究!私にはこれだ、と思いました。私は在日韓国人です。普通の日本人としてのほほんとすごしてきた私は、

この副専攻をきっかけに自分のアイデンティティの追究が加速し始めました。もともと、英文科ということもあり、

国際的な分野で活躍したいな~というぼんやりした希望がありました。実は、在日韓国人でありながら、

韓国語はちっともできないし、韓国について聞かれても何にもわからない、みんなにびっくりされることもありました。

それに不自由を感じることは一切なかったんですが、なんとなく、別の国のことを知る前に韓国のことについて知っておくべきなんじゃないかな、私は!と思って、

コリア研究を履修することにしました。

 

2年生の後期から副専攻を履修しています。2年生の時は必修が忙しかったため、

現代韓国北朝鮮研究入門という科目をまず履修、この授業で、日本と韓国の関係にはまだまだ課題があること、

韓国の歴史や文化、在日の問題・・・特に、早稲田にいる日本人の学生の方の中には、在日問題に対してすごく興味をもっているひとが多く、

私が伝えられることは伝えたいなあ、と思い、のちに履修した科目で、在日に関するテーマでプレゼンをしたりもしました。

コリア研究では、語学の科目も算入できるので、3年生になって、やっと朝鮮語を学び、お母さんと韓国語でメールしたり、

と楽しみが増えました^^自分の名前をハングルで書けるようになったときはとてもうれしかったです!

今では、韓国と日本の架け橋になりたい、在日韓国・朝鮮人と日本の間にある問題を解決するために活躍したい、

という強い意志があります。これを形成してくれたのは、この副専攻で、この思いを日々強くしてくれるくらい、それぞれの授業は学ぶことが多く、充実しています。

 

証明ができる、というのが特色で、お得情報だとは思いますが、やはり、独自の専門性を開拓でき、

多角的な考え方や多様な知識を身に着けることで、勉学に対する向上心を高められることが、

1番の魅力だと思います!同じ副専攻を履修している人からもすごくいい刺激を受けます。

早稲田の持つ強い知識体系を享受できる、こんな素晴らしいことはありません!

友人の例だと、自分の専門分野に似た副専攻を履修し、さらに深めるためにその分野を大学院で学ぶことにした、という人や、

学科は文系だけど、前述のとおり理系の副専攻を履修して、就活で企業にアピールして、内定につながった、などなど。

しかも、早めに始めれば、2つ以上履修することも可能です。

 

これ、普通に学校生活を送っていても、しらないはず!私は2年生の後期に知って、もっと早く知りたかった・・・と後悔しましたが、

始めるタイミングとしては遅すぎることはありませんでした。

証明書発行には手続きが必要ですし、自分の学科の勉強との兼ね合いが不安、とお悩みの方、

早稲田ポータルオフィス(早稲田キャンパス7号館1階)で履修相談をすることができますのでそちらにも足を運んでみてください^^

そして、余力がある人には、ぜひ、副専攻を履修して、自らの学びを深めていってほしい、それが私の願いです^^