センター試験に臨め!

一般入試受験生へのメッセージ

こんにちは!早稲田大学二年生の棚網です!

 

皆さん、明日からはいよいよセンター試験本番ですね。二年前、寒い中ホカロンをいくつも持って受験会場に望んだあの日を今でも覚えています。

今年は少しでも温かい日和でありますように!

 

さて、僭越ながら今回は私自身のセンター試験の体験を踏まえ、私がセンター試験に勝つ為に大事だと思うことについて書かせて頂きます。

これはあくまで私個人の持論ですが、センター試験に臨まれる受験生の方のお役に少しでも立てたら幸いです。

まず、私がセンター試験に勝つ為に大事だと思う事は以下の三つです。

 

1.死に物狂いで最後の最後まで粘り通すこと

2.終わった試験のことについては考えないこと

3.体調管理は最優先すること

 

まず1のことですが、これは試験前と試験中の両方でいえることです。まず試験が始まる前についてですが、

多くの皆さんがノートや参考書を最終チェックされると思います。その時に「自分はこの教室で、この時間、一番勉強している」と思う位勉強してください。

試験前に英単語ノートをパラパラ見たり、歴史や数学で苦手なところを黙読―では甘いんです。一発勝負な状況でただでさえ緊張しているのにそれでは頭に入りません。

苦手な単語はしっかりノートに書く、リスニングなら音読する、数学や理科ならもう一度解いてみる、など普段以上の集中力で試験前は勉強してください。

そうすれば試験が始まった瞬間にはもう脳の集中力が高まっている状態でいられるはずです。試験監督がノートを仕舞ってくださいと号令をかけるその瞬間まで、

教室にいる生徒の中で一番最後にノートをしまう勢いで、是非勉強することをお勧めします。

 

次に試験中の粘りについてですが、試験中どうしても分からない問題が出てきてしまうことがあると思います。

そういう問題については試験が終わる最後の最後まで粘って考え続けてください。もちろん他の問題を犠牲にしてまで空欄を埋めろということではありません。

一度全て問題を解き、しっかりとマークシートミスがないか、ケアレスミスがないか、自己採点はちゃんと出来るかなどの確認を完璧に行ってからです。

ただ試験中は本当に奇跡的なことが起こるもので、最後の何秒で正しい単語を思い出したり、

自信は無かったけれど最後まで粘って絞り出した苦し紛れの解答が案外正解だったということがあるものなのです。

私自身模試や入試で試験監督のお仕事をさせて頂く事があるのですが、よく試験中机につっぷして寝ている方をお見かけします。とても勿体ないと思います。

是非途中で満足したりあきらめたりせず、粘りに粘って最後まで戦い抜いてください。

でないと試験が終わって万が一自分自身の望む結果に達しなかった時にする必要の無い後悔をしてしまいますよ!

しつこいですが、どうぞ試験が始まる直前まで、そして試験が終わる直前まで粘りに粘ってください!

 

続いて2の終わった後の試験については考えないことについてお話しします。

これは単純なことで済んだ試験については満足も後悔もしない方が良い、ということです。

そういうことはセンター試験が完全に終わってからにしましょう!終わった試験について出来たと思って

満足するのはきちんと結果が出るまで待つことをお勧めします。何故ならセンター試験中はりつめていた緊張の糸を切ってしまい油断を誘いかねないからです。

取らぬ狸の皮算用の結果が一番恥ずかしいものです。どれだけ自分で出来たと思っても喜ぶのはあと回し。一科目一科目新しい気持ちで挑んでいきましょう!

 

同じ様に済んだ試験について後悔するのもセンター試験が終わってからにしましょう。これが難しいことは私自身身を以て知っています。

あの問題が解けなかった、もしかしたら七割越えられなかったかもしれない、など後悔や不安はメンタル面で辛いものです。

しかしそのようなマイナスな気持ちを引きずったが為に、本来発揮出来たはずのパフォーマンスを十分に発揮出来なかったことの方が何倍も勿体ないのです!

どうぞ割り切る努力をしてください。「終わった試験はもう今更どうすることも出来ない。」「目の前の科目で満点を取ってやる。」など、

とにかくセンター試験の二日間は過去を振り返らず前向きに、とにかく目の前の科目一本に集中してください。

 

最後の3.体調管理は最優先に、ですが皆さんすでに学校や予備校で教師の方々に口を酸っぱくして言われている事だろうと思います。

何故ここまで当たり前の事をしつこくいうのかと思われる方もいらっしゃるだろうと思いますがどうぞ自分の事だと思って体調管理は絶対怠らない様にしてください。

というのも、体調を崩して解けたはずの問題が解けなかった、もっといえば合格出来たはずの大学に合格出来なかった、

という事態は皆さんが思っている以上に少なくないからです。特にセンター試験前日の夜更かしほど危険な罠はありません

勉強をして脳に知識を詰めこむのは皆さんの意識次第ですが、その脳が万全な状態で作動してくれるかどうかは皆さんの意識とは無関係ですよね。

当日眠くなってからではもはや自分自身の意識で眠さを払うのは難しい事です。出来る限り睡眠を取って本番眠くならないように努力しましょう。

お昼ご飯あとに眠くなってしまう方や、追い込みで睡眠不足になってしまった方は市販のエネルギードリンクでカバーしましょう。

ぶどう糖などの糖分をとる、緊張しないようにお湯を飲む、カフェインを取って眠気防止を図る、足踏みをする、などもお勧めです!是非お試しくださいませ!

 

以上三つの点が、私が大事だとセンター試験に勝つ為に大事だと思うことです。如何でしたでしょうか?

センター試験は受験に取ってとても大事な節目です。緊張しない人、不安じゃない人なんて1人もいません。

そんな環境の中で自分史上最高の結果を残す、なんて意気込まなくても良いと私は思っています。

まずは自分にとって必要な科目1つ1つを片付けていこう、位の気持ちの方が普段通りの自分で試験に臨めると思うからです。

ここまで皆さん、受験生活長かったと思います。でもあと一息です。ゴールはもう見えています!

是非、このセンター試験で良いラストパートをかけてやりましょう!

最後に私がとある教師、先輩から頂いた、受験中ずっと大事に思っていた言葉を皆さんに贈って終わりとしたいと思います。

 

「戦いは最後の五分間にある。」ナポレオン・ボナパルト

「合格は試験に勝つ事じゃない。どれだけ自分に勝ち続けるかだ。」

 

受験生の皆様の栄えある合格を、こうはいナビ一同心より願っています。